オフィス・メディア株式会社は東証一部上場企業のダイニック株式会社を柱とするダイニックグループの一員です。ここに至るまでは、コンピュータ会社のバロース株式会社(現:日本ユニシス株式会社)のビジネスフォーム事業部が前身で、その後独立してオフィス・メディアとなりました。ダイニックグループの一員となってからは20年(2010年時点)が経ちます。お客様のなかには前身のコンピュータ会社から取引を続けてくださっている企業もあり、30年以上のつきあいになるお客様もいらっしゃいます。
この厳しい経済情勢のなかでオフィス・メディアが生き残ってこられたのは、こうしたお客様の支えがあったからこそ。そして、同業他社が多く存在するなかで、オフィス・メディアとこれほど長くつきあっていただけるのは、我々が人と人とのコミュニケーションを大事にしてきたからだと自負しています。
年に1、2回だけのおつきあいの企業さんへも営業マンが定期的に訪問し、新しい情報を提供したり、お客様の抱える事務上の問題点などを伺ってその問題解決の提案をしています。
再生ノーカーボン紙を業界内でいち早く採用。トナーカートリッジのリサイクルにも早くから取り組み始めました(再生ノーカーボン紙は2008年1月の製紙メーカーによる古紙配合率偽装問題を受けて販売を中止し、現在は間伐材を使用した紙を採用)。
その後は、トウモロコシが主原料の生分解性樹脂を使用した商品の開発にも投資し、とくにフィルムやシートを製造してそれを利用した商品の開発に注力してきました。
現在は需要の多い事務用品のクリアホルダーをオフィス・メディア製の生分解性プラスチックシート(愛称グリーンプラ)で作製しています。どうしても従来のプラスチックと比べると材料費が高くなりますが、可能な限りの低価格を目指し、環境保全への取り組みを持続させています。お陰さまで環境問題に対して志の高い企業や団体、教育機関の皆様からご注文いただいき、好評を博しています。
間伐材を使用した紙や環境に配慮したインクなど、つねに将来を見据え、環境にも配慮した商品の提案をし続けていきます。
また、オフィス・メディアの得意分野は“文書セキュリティ"。独自に開発した特殊用紙の使用により、不正コピーや公文書偽造を防止することができます。こうした商品の需要は今後ますます増えていく傾向にあるので、こうした技術を活かして広く社会全体のセキュリティーに貢献していく所存です。
現在、オフィス・メディアではおもに印刷物や商品一つひとつの販売をおこなっています。今後、こうした商品一つから派生する事務作業をトータルにサポートする事業展開を検討中です。前身がコンピュータ会社であった強みを活かして、データ管理なども含めた包括的なサポートをお客様に提案していきたい。そこで、我々の営業マンがお客様の業務の省力化やコスト削減のお手伝いができるまでの関係を築いていきたい、と考えています。